【イベント報告】第2回刑務所アート展を開催しました

2024年3月22日〜30日に、東京都足立区にあるギャラリーBUoY(ブイ)にて、「第2回刑務所アート展」を開催しました。

※主催のPrison Arts Connections Webサイトは こちら

設営の様子(インストーラーの玉置真さん、お手伝いの渡邉元貴さん)
設営の様子(画家の弓指寛治さん)

「刑務所アート展」は、全国各地の刑務所に服役する受刑者からアート作品を募集して展覧会をひらき、審査員および展示会場やWebギャラリーで作品を観た人のコメントを、応募した受刑者に返すことで、「壁」で隔てられた刑務所の内と外の交流をつくりだすプロジェクト。

本展では、昨年に初の開催となった刑務所アート展の第2回目の開催となります。詩や短歌、俳句、川柳、絵画、マンガ、書、エッセイ、小説などの作品が集まっており、応募された作品のすべてを展示しました。

壁の向こうの見えない場所から届くさまざまな表現を介して、そこにいる人々や刑務所という場所について想像を巡らし、この社会と刑務所の関わりや回復について向き合いたいと考え企画しました。

全作品は、Webサイトのギャラリーページからもご覧になれます。

展示入り口の様子。手前に見えているのは、絵画部門の部門賞となった作品《想い出の渚》(作者:ル・シャルダン)
詩や短歌、俳句、川柳、エッセイ、小説などのテキスト作品。来場者は手に取って作品を読むことができる。

期間中には、トークイベントや哲学対話も実施し、多くの方が作品を見て共に考え、話して、聞いて、想像する機会となりました。

哲学対話の様子。来場者が作品を見て、気になった作品について語り合った。

今回は1週間ちょっとと短い展示期間でもあったので、動画によるギャラリーツアーの様子も公開しています。

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