教員紹介

1991年静岡生まれ。奈良県立大学地域創造学部講師。researchmap
講義科目では「現代アート論」、「ミュージアム論」を担当。

活動記録を参照
#ゼミ活動 #現代アート論 #ミュージアム論 #イベント #ゲストレクチャー

東京藝術大学にてアートプロジェクトの実践を通したアートマネジメントを学び、卒業後に民間シンクタンクにおいて文化庁委託事業を中心とした調査研究業務に従事。退職後、東京大学大学院文化資源学研究室において、刑務所と芸術を研究テーマにアートマネジメントの観点から、刑務所(矯正施設)の内と外との対話の回路をどのようにつくっていくことができるのかについて研究と実践を重ねる。Prison Arts Connections 代表。「アート/ケア/文化政策」研究会メンバー。その他に、奈良市文化振興計画推進委員会委員、NPO法人マザーハウス理事、NPO法人CrimeInfo副代表を務める。

Practice

取手アートプロジェクト《半農半芸》, 2011年6月〜2013年5月

アーティストの椿昇、岩間賢らとプロジェクトの立ち上げに取り組んだ。

茨城県取手市では、農業が一つの産業であり文化であることをふまえ、また、これからのアーティストや人々のある種のライフスタイルの提案も含めた《半農半芸》プロジェクトを立ち上げた。
しかし、東日本大震災により放射線の問題が浮上し、大地と向き合い、これからの生き方を市民らとともに話しあいながらプロジェクトを展開した。それまでの取手アートプロジェクトが年度ごとのイベント型で展開してきたのに対して、長期スパンを見据えた真にプロジェクト型の事業として初めて展開している。
Webサイト:https://toride-ap.gr.jp/hannohangei

移動ラジオ in 山谷 2022年10月10日

ドヤ街として知られる山谷(東京都台東区)エリアにおいて、毎年路上を使ったアートイベントが開催されている。
2022年は、福祉施設や社会的支援を行う団体がアーティストとともにアートプロジェクト(多様な価値観や特性への理解を深めながら、より魅力的な文化活動を日常の中に生み出すこと)を企画し、実践するプログラム「TURN LANDプログラム」において、「移動ラジオ」を実施した。

移動ラジオは映画『太陽を盗んだ男』に着想を得て屋外でラジオをしたいと考えた風間が、建築家の蓮溪芳仁に設計を依頼し実現したもの。

刑務所アート展, 2022年7月〜現在

全国の受刑者たちから募集した芸術作品を展示する「刑務所アート展」の開催を通して、塀の内と外をつなぐ対話の場を生み出す。

プロジェクトの過程において「刑務所と芸術研究会」を全3回開催。アーカイブページはこちら

*取材記事 「『刑務所アート展』3/5まで開催 受刑者52人が獄中から作品を応募」(弁護士JPニュース、2023.02.25)
Webサイト https://pac-j.com/

奈良市アートプロジェクト, 2023年7月〜現在

アーティストと共につくるあたらしい学びの場「ならまちワンダリング」や、ラーニングプログラム「グリーン・マウンテン・カレッジ」に参画。
*活動記録:「12月2日(土)グリーン・マウンテン・カレッジに参加しました

奈良市アートプロジェクト Webサイト

Writing

  • 研究ノート「刑事司法領域における芸術活動と評価の枠組み」『文化政策研究』第14号、2021年5月
  • エッセイ「若手研究者のオンラインネットワークづくりの実践から」『文化資源学』19号, 2021年8月
  • アキラ・ザ・ハスラー(アーティスト)へのインタビュー記事「怒るべき時に一緒に怒れる社会に」, 雑誌IWAKAN Volume 03 特集「政治」, 2021年9月

Conference Presentation

  • 「刑務所内の文化環境に関する実態調査の試み ―プリズン・アートマネージメントを目指して―」日本文化政策学会第 12 回年次研究大会, 九州大学大橋キャンパス, 2018 年 11 月
  • 文化資源学フォーラム2018 《コレクションを手放す―譲渡、売却、廃棄》, 企画・モデレーター, 2019年2月, 報告書
  • 「対立から対話へ -当事者と行政との協働による地方再犯防止推進計画づくり」日本犯罪社会学会第47回大会(オンライン), パネルセッション企画, 司会進行, 報告要旨, 2020年10月3日
  • 「刑務所演劇に関する一考察 -アウフブルッフの日本招聘に向けて」日本アートマネジメント学会第23回全国大会, 口頭発表, 2020年12月13日
  • 「修復的司法における芸術実践に関する理論的考察」日本文化政策学会第14回研究⼤会(オンライン), 口頭発表, 2021年3月27日
  • International Conference on Cultural Policy Research, “Arts in Japan’s Correctional Facilities,” single paper, 25th March,2021.
  • Inter-Asia Cultural Studies Conference 2021, “Exchanging letters with inmates as alternative practice to neoliberal correctional programs,” Panel Session“Rethinking arts and care in Asia: Marginalised needs, isolation, and social divide in Singapore and Japan.” 28th July, 2021.

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