12月2日(土)18時から、ならまちセンター前の広場で開催されたグリーン・マウンテン・カレッジ にゲストでお招きいただき、トークをしてきました。
寒い中ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
グリーン・マウンテン・カレッジは、参加者と共に対話を繰り広げる「学び合いの場」です。今年度は11月~12月に全3回、ライフスタイルや働き方をどのように考えるかをテーマにゲストを迎え、ならまちセンターの芝生広場に開校します。ゲストと小山田徹による語り合いの後、来場者を交えた「火」を囲む学び合いの時間が訪れます。そこに集う人々の対話が、やがて膨大な学びの蓄積となり、新しい文化の源流へとつながります。カレッジの象徴である「ティピーテント」のもとに集まった人々と、小さな焚き火を囲むひとときを過ごしてみませんか。
奈良市アートプロジェクト 古都祝奈良
効率化、合理化の迫られる資本主義が加速する社会の中で、多少面倒でもみんなが手をかけながら愛着の持てるものや場所を育んでいくアートプロジェクトの可能性を小山田さんと楽しくトークしました。
私が研究している、あるいは活動している刑務所アートについてもお話をしましたが、自分にとっても刑務所アート展の準備の中でアウトソースしてはいけない作業というのがあります。ものすごく面倒でもお一人おひとりの作品にコメントを寄せて返事を書くことがその一つで、それはその人の作品と向き合う幸福な時間でもあります。
この作業を効率化しようと思ったら全員一律の返信レターを自動的に返すということになるのですが、それでは展示をやることが目的化した意味のないプロジェクトになってしまいます。
第3回めは、12月16日を予定しています。ぜひご参加ください。