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10月15日(水)「AOPとは何か 〜誰かの生きにくさに気づき、挑む社会変革〜」

大阪公立大学が実施している人材育成プログラム「EJ ART」(*)の公開講座にて、風間がゲスト講師を務めます。誰かの生きにくさに気づき、アライとなって一緒に社会を変えていこうとする実践について、アートがもちうる可能性は何か、一緒に考えてみたいと思います。

「AOPとは何か 〜誰かの生きにくさに気づき、挑む社会変革〜」

AOP(反抑圧的実践/Anti‐Oppressive Practice)とは、特にケアや支援に関わるような現場において、見えない差別や不平等に気づき、それに対して行動するための考え方や実践です。こうした抑圧(誰かの生きにくさのようなもの)は見えにくく、さまざまな現場に立つ私たちも気づかないうちに加担してしまうことがあります。本講座では、前半にAOPの基礎レクチャーを実施し、後半には、ワークを通じて自身の足元を見つめます。

日時:2025年10月15日(水) 19:00〜21:00

会場:大阪公立大学梅田サテライト 101教室

ゲストスピーカー
風間勇助(「アート/ケア/文化政策」研究会、奈良県立大学地域創造学部講師)

参加費
1回:1,500円/通し:5,000円/学生:1回500円(社会人学生は除く)

参加申込など詳細は こちら

*EJ ARTとは

大阪公立大学が展開する「EJ ART」人材育成プログラムの3年目がスタートします。EJは、Equity(公正)&Justice(正義)の略称で、社会的・人種的不平等が芸術文化の価値に関わる議論でも重要視されるなか、Diversity(多様性)や社会包摂(Inclusion)の文脈で使われる事が多くなっています。

大阪・関西では、環境問題(公害など)、日雇い労働者の貧困と孤立、LGBTQや在日・移民の差別など大都市・大阪固有の深刻な社会的課題に対応するアートNPOなどの蓄積が顕著です。一方で、次世代育成、ネットワーク形成に課題があり、私たちは、ソーシャルワークとアートを架け橋し、アートを媒介に公平・正義に取り組むコーディネート人材を育成していきます。ソーシャルアートとは、誰もが社会的排除に晒されない環境づくりに向けて、表現行為・活動を通して、公正と正義が保たれる社会の実現をめざす芸術活動です。また、アートNPOの後継者不足の背景にある業界の構造的抑圧や搾取にも目を向けていきます。これらの社会課題を解決するアプローチとして、Equity(公正)&Justice(正義)、AOP(Anti-Oppresive Practice/反抑圧的実践)に着目し、「基礎講座」「ゼミナール」「実践・場づくり」「EJ Café」などのプログラムを展開していきます。

EJ ART webサイトより

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