【ゼミ合宿】青森県八戸市、十和田市へ

風間ゼミ(3〜4回生)は、今年の合宿で青森県八戸市、十和田市を訪れました。8名の参加がありましたが、皆が初の青森県訪問とのこと。主な訪問地は次のとおりです。

初日〜みろく横丁

初日はまず、皆が無事に八戸に入ることを目標に、夜に合流しました。
港町である八戸には横丁文化があり、屋台のような小さなお店が軒を連ねています。みろく横丁で、お店の人と話をしながら名物のせんべい汁や海鮮、お酒を楽しみました。

偶然にも、私の隣にいたのが某刑務所の職員さんで、私の刑務所アート展の活動にも興味をもっていただき、お酒を飲みながら話に花が咲きました。こういうことが起きてしまうのが八戸なんですね。

2日目〜十和田市現代美術館、奥入瀬渓流

2日目の朝は、八食センターで朝ごはんを食べました。センター内はひろく、さまざまな土産品も。その後、十和田市現代美術館へ向かいました。迫力ある現代美術の作品を楽しみました。

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その後、奥入瀬渓流へ向かいました。クマ出没注意の看板をいくつも見ながら、夕暮れも近かったため、あまり深入りはせず、歩きながら自然を堪能しました。歩くのにはちょうどいい季節だったので、今度は滝まで見に行きたい。

3日目〜朝市、八戸市美術館、ポータルミュージアムはっち、八戸ブックセンター

最終日、朝7時にホテルを出発し、陸奥湊駅前にある八戸市魚菜小売市場の朝市へ行きました。新鮮な海鮮を購入して、ご飯のうえに自由にのせて食べる方式。学生たちの海鮮丼づくりのセンスが光りました。

ホテルに一度もどり、10時30分からは八戸市美術館の建築ツアーに参加しました。市民ボランティアの方がガイド役になって、「第四世代の美術館」(*)といわれる八戸市美術館の特徴を建築から学ぶツアーでした。学芸員の大澤苑美さんに少しお話を伺い、ザ・現代美術、著名な作家の作品が並ぶ十和田市現代美術館と異なり、まちの人たちが利用しやすい美術館であるための工夫がそこかしこにみられました。

※参考:「シリーズ:これからの美術館を考える(7)「第四世代の美術館」の可能性」(美術手帖)

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その後、少し歩いてポータルミュージアムはっち八戸ブックセンターを散策。どちらの施設もブックフェスが開催されているタイミングで、いろんな本屋さんがお店をひろげていました。

八戸ブックセンターは、「本のまち八戸の推進」を掲げる八戸市が運営する「市営書店」です。「本のまち」を掲げた政策では、多くの場合、新しい図書館などを建てると思うのですが、ここ八戸では書店がつくられました。多くの本屋がつぶれていくなか、書店員がキュレーションした書棚がある空間、書店というのはいまや「公共」的な場所なのかもしれません。ちょうど、朱喜哲さんと三宅香帆さんの選書フェアがひらかれていて、トークイベントもひらかれていました。学生たちも刺激を受け、本を買っていました。

学生たちに合宿の感想を聞いてみると、「青森にくる前は、地方のさびれたイメージをもっていたけど、来てみたら想像以上にまちが賑やかで、元気で驚いた」、「合宿という機会がなかったら、なかなか足を運ばない場所であったり、大人数で訪れる楽しさがありました」など。

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