風間ゼミの基礎ゼミ(1年生)にて、奈良女子大学で助手をされている久保恵理さんをゲスト講義に招き、ZINE制作についてレクチャーしていただきました。
ZINEが自分を表現するメディアであること、自己と他者を分ける違いは何か、自分ならではの視点や感覚を大事にすること(何が優れているかとかは気にせずに!)を導入に、冊子型のもの、折りたたまれているもの、箱や袋にパッキングされているもの、さまざまな事例を紹介してもらいました。

風間ゼミの基礎ゼミでは、ZINEをつくることを課題にしており、夏の間に考えてきてもらった企画内容を発表してもらっている途中ですが、中身をどうカタチにするか、手に取りながらつくるワクワクを想像してもらえたような気がします。
どんな素材を使うか、色の数やデザイン、レイアウトによっても受け取る印象が変わるなど、まさに作り手の視点からお話をしてもらえました。

更新:ZINEが完成しました
12月6日からはじまった成果展「ねっこ」にて、完成したZINEを展示しました。ご当地パンを集めたもの、努力について議論したもの、北方領土について現地に行って考えたことなどなど、それぞれの関心が、それぞれのカタチになりました。

高校生から大学にあがり、スマホやパソコンなどデジタルな環境になれているため、印刷をするのにも新鮮な体験があったようです。PDF化ってどうやるのか、厚めの紙に印刷するためにプリンターと格闘、100円ショップなどで製本に使えそうな素材を見つけるなど、ものをつくることを通していろんな課題を乗り越えられた気がします。
※ZINEに関する参考記事
- 「創作活動を再定義するZINEカルチャーの魅力」
- 「東京から、たっぷりの奈良愛を込めて―奈良がテーマの小冊子を手がける「奈良都民」」(奈良新聞、2024.01.28)
- 『野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る』(2020年、晶文社)
- 『増補版 印刷・加工DIYブック』(2024年、グラフィック社)