2023年1月16日(火)2限の「ミュージアム論」において、京都市京セラ美術館のラーニング担当をされている藤田龍平さんをお招きし、「学び合いとしての美術館」と題してゲストレクチャーをしていただきました。
京都市京セラ美術館は、2020年のリニューアルを機に、「“教える” から “学び合い” へ」をキーワードに「ラーニング・プログラム」を展開されています。京都市京セラ美術館の開館からの歴史を辿りながら、藤田さんが現在取り組まれているラーニング・プログラムについて、ご紹介をいただきました。
わかっていることや知識を一方的に伝え・教える学びではなく、まだわかっていないこと・わからないことを共有したり一緒に考える、その方が多くの人が関わることができ、いろんな視点があることに気づき、まさに”学び合い”につなぐことができます。
詳しくは、以下の冊子『談話室とラーニング』や、Youtubeの動画でも紹介があります。
この談話室の取り組みについては、紹介動画もあります。
藤田龍平さん
京都市京セラ美術館ラーニング担当、美術家。当館リニューアル開館当初よりラーニング担当スタッフとして、ラーニング・ツールの制作やプログラムの企画運営に携わっている。京都市美術館(京都市京セラ美術館)を遊び場のようにして育ち、京都市立銅駝美術工芸高校西洋画科(現・京都市立美術工芸高校)在籍時には放課後にもよく立ち寄っていた。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業後は各地でドローイングパフォーマンスや滞在制作を行い、舞踊家や音楽家の舞台美術も担当している。最近の活動では、〝戸外活動のすすめ〟と称して《畑の小屋》《公共美術館》などの作品を発表している。